メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

タンデム自転車、徳島でも公道解禁 視覚障害者ら歓迎、体験会に定員超えの応募

2人乗りのタンデム自転車=NPO法人「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」提供

[PR]

 1台の自転車の前後に複数のサドルとペダルを装備した「タンデム自転車」のうち、2人乗りタイプの公道走行が徳島県内で解禁された。後部席はペダルをこぐだけでよく、サイクリングを体感したい視覚障害者らからは歓迎の声が上がる。ただ特殊な構造のため、県警は安全運転への注意も呼び掛けている。【国本ようこ】

四国で3県目 観光面での期待も

 タンデム自転車は複数でこぐため速度が出やすく、車体が長くて小回りが利かないことなどから通常の自転車とは異なる扱いを受けてきた。県内ではこれまで、自転車専用道路でしか走れなかった。

 全国的に近年、障害者団体などからの要望を受け、公道走行を解禁する動きが拡大。観光やスポーツ振興などの点からも活用が期待され、今年8月1日現在では33道府県に広がっていた。県警も安全性に問題がないと判断し、10月6日に県道路交通法施行細則を改正して公道走行ができるようにした。四国では愛媛、高知に次ぐ3県目の解禁という。

 「風を切って走る爽快感が味わえる」。弱視を抱える県内の40代男性会社員は2年ほど前、友人に誘われタンデム自転車が趣味になった。既に解禁済みの大阪府内まで月1回出かけて乗っていたが、2月以降は新型コロナウイルスの影響で控えていたという。男性は「県内で走れるようになりうれしい。仲間を呼んで徳島の道を楽しみたい」と喜ぶ。

 17日には松茂町の県運転免許センターで視覚障害者向けの乗車体験会が開かれるが、主催の視聴覚障がい者支援センターによると、9月に参加者を募ったところ、当初の定員(20人)を超える24人の応募があった。支援センターの支援員、阪井紀夫さん(34)は「視覚障害者の趣味の一つとして、県内でもタンデムを楽しむ機運が高まれば」と期待する。

 走行可能なのは車道だけで、自転車通行帯のある歩道は走行できない。県警交通企画課は「利用時にはヘルメットを装着するなど安全対策をし、十分に練習した上で公道走行を楽しんでもらいたい」としている。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 伊藤健太郎“ほぼ裸”のポスタービジュアル掲載に照れ「ぜひ、やめていただきたい!」

  2. 首相「50年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」表明へ 国際圧力高まり対策強化

  3. 鳥取県教委、部活遠征で教員83人処分 生徒をマイカーに 実態に合わずの声も

  4. 社民・福島党首「党大会すべきでない」 幹事長「招集済み」 立憲合流巡り混迷深まる

  5. NHK、総務省提案の受信料義務化に慎重姿勢 「支払いは視聴者理解のもと」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです