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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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大震災直後、離島と本土結び活躍した連絡船保存・公開へ 宮城・気仙沼

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連絡船「ひまわり」をいとおしそうに見つめる元船長の菅原進さん=宮城県気仙沼市の大島で2020年8月26日、神内亜実撮影
連絡船「ひまわり」をいとおしそうに見つめる元船長の菅原進さん=宮城県気仙沼市の大島で2020年8月26日、神内亜実撮影

 東日本大震災の直後、宮城県気仙沼市の離島・大島と本土を結ぶ島民唯一の足として活躍した小型連絡船「ひまわり」が、震災の記憶を後世に伝えるため島内で保存・一般展示されることになった。1970年ごろから島と本土を結ぶ臨時便として運航し、昨春の横断橋開通で役目を終えたが、地元有志らが保存に向けて動いていた。元船長の菅原進さん(77)は「みんなが大切にしてきた船を、今度は震災を伝える存在にしたい」と望む。

 「よう、来たど」。菅原さんは島内の自宅敷地に置かれた全長約15メートルの船体をポンとたたき、いとおしそうに見上げた。元々、島と本土の気仙沼港を往来(片道航路は7・5キロ)する定期便は便数が少なく、最終便は午後6時半だった。このため、遠洋マグロ漁船の漁師だった菅原さんが「島民のために」と夜遅い時間も運航する臨時便として始めたのが、ひまわりだった。

 今回保存されるのは2代目だが、初代…

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