非正規契約社員、最高裁で逆転敗訴 退職金など待遇格差「不合理と言えず」

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「メトロコマース」の契約社員らの待遇格差是正を求めた訴訟の上告審判決後、「不当判決」と掲げる原告の疋田節子さん(左端)ら=東京都千代田区で2020年10月13日午後3時21分、吉田航太撮影
「メトロコマース」の契約社員らの待遇格差是正を求めた訴訟の上告審判決後、「不当判決」と掲げる原告の疋田節子さん(左端)ら=東京都千代田区で2020年10月13日午後3時21分、吉田航太撮影

 非正規雇用の契約社員らが、退職金やボーナスを受け取れないのは「不合理な格差」に当たるとして、正社員との待遇格差の是正を求めた2件の訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は13日、いずれも「不合理とまでは言えない」として請求を棄却した。非正規側の逆転敗訴が確定した。

 「同一労働同一賃金」の政策が進む中、非正規側に厳しい判決となったが、小法廷は「性質や目的などの条件によっては、退職金やボーナスの不支給が不合理と認められる場合はあり得る」と述べた。企業側は引き続き、労働の実情に応じた格差是正の取り組みを求められることになる。

 駅の売店で働いた契約社員らが東京メトロ子会社「メトロコマース」(東京都)を訴えた訴訟では、退職金の不支給が争われた。

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