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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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任命拒否問題の核心=与良正男

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 今週も日本学術会議の新会員候補のうち6人を菅義偉首相が任命しなかった問題について書く。首相や自民党は、これを「聖域なき行政改革」といった話にすり替えて乗り切ろうとしているからだ。

 問題の核心は「なぜ6人を拒否したのか」にある。ところが首相は具体的に理由を語らない。

 そして任命されなかった6人を含む会議側が推薦した105人の名簿を「見ていない」と首相が言い出したり、加藤勝信官房長官が「105人の名簿は参考資料として添付した」と釈明したり。任命拒否の判断には事務方トップの杉田和博官房副長官が関与したというが、依然、「なぜ拒否?」の説明はない。

 おさらいしておく。安倍晋三前内閣以来、政権側は軍事転用可能な科学技術開発に消極的な学術会議に不満を持ってきた。そして6人は安全保障法制や、戦前の治安維持法につながりかねない「共謀罪」の創設に異論を唱えてきた。

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