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Interview

歴史から考える「任命拒否」問題/上 帝大騒動と似た構図 古川隆久さん(日大教授・日本近現代史)

古川隆久・日本大教授=東京都千代田区で2015年2月19日、長谷川直亮撮影

 日本学術会議の新会員6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題が議論を呼んでいる。首相は「学問の自由とは無関係」と述べたが、全国の研究者らからは学術への政治の介入に抗議の声が上がっている。大学や学者に対する権力の抑圧は戦前・戦中に相次ぎ、戦時の言論統制につながった。そうした歴史を踏まえ、今回の問題をどう考えるべきか。2人の専門家に聞く。初回は『昭和天皇』などの著書で知られる古川隆久・日本大教授。

 古川さんは大学院生時代、任命拒否された加藤陽子・東大教授と同じゼミの後輩だった。一報を聞いた時、「加藤さんのような、過激な発言をしているとは思えない人の名前が出てきて驚き、ショックを受けた」と話す。

 「これは政府側の恣意(しい)的なものが働いた、大変な事態だと思った」。呼びかけ人の一人となり、3日からネット上で任命拒否の撤回を求める署名運動を始めた。開始から48時間で、研究者らを中心とする署名は10万を超えた。13日、内閣府に14万余の署名を提出した。

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