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二人六脚

本格的な犬の飼育をしたことのない筆者が保護犬イブとの生活を始めて丸3年。第2部は大田原市に赴任した1年間を振り返り、命を守り育てる意味を考えます。

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二人六脚

保護犬イブと暮らして/1(その1) 出会い 虐待逃れて我が家に 新たな「犬生」ともに歩む /栃木

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保護されて女性トリマー宅に連れてこられた時のイブ(当時はゴン太)。体は汚れ、どこか不安そうだったという=福島県西郷村で2017年、女性トリマー提供
保護されて女性トリマー宅に連れてこられた時のイブ(当時はゴン太)。体は汚れ、どこか不安そうだったという=福島県西郷村で2017年、女性トリマー提供

 吹く風がまだ肌寒い3月下旬の大田原市。異動に伴う引っ越しを済ませた部屋に入るや否や、イブが嘔吐(おうと)する姿が目に入った。車で来た際に乗り物酔いをしたのだろう。「あー、新築なのに……。入居早々汚すかあ」。ため息をつきながら汚物を掃除する私を、イブは申し訳なさそうに見つめていた。

 イブは保護犬である。出会いは前任地の福島県会津若松市にいた3年前にさかのぼる。

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