会員限定有料記事 毎日新聞
琵琶湖博物館のC展示室には、「冨江家」の展示があります。1996年の開館時に「農村のくらし」のコーナーの一部として公開され、2016年に第1期リニューアルで展示室が大きく変わった後も、同じ場所で展示されています。
この「冨江家」は、彦根市の本庄地区に実際に建っていた民家を移築した展示で、冨江さんのご家族の1964(昭和39)年5月10日の生活情景を再現しています。最初は桶風呂を提供していただく予定だったのが、冨江家が建替えするタイミングだったため建物を丸ごと移築する運びとなりました。
解体工事の最中の93年2月に、学芸員数人で現地調査を行い、当時準備室の最年少学芸員だった筆者も参加しました。建物に使われていた材の種類を調べ、屋根裏から蜂の巣、動物(正体不明)がエサとして持ち込んだコイ、ヘビや鶏の骨を拾うなどして、現地最後の冨江家の様子を記録しました。
この記事は有料記事です。
残り612文字(全文1005文字)
毎時01分更新
<ka-ron> バイデン次期米大統領の就任式(20日)で…
核兵器を非人道的で違法と定める核兵器禁止条約が22日に発効…
なるほドリ 2月に入ると「節分」があるよね。これまで節分の…