メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

びわ博

こだわり展示の裏話/69 古民家をまるごと移築「冨江家」の展示=琵琶湖博物館 芦谷美奈子・主任学芸員 /滋賀

時超え感じる、昭和の生活

 琵琶湖博物館のC展示室には、「冨江家」の展示があります。1996年の開館時に「農村のくらし」のコーナーの一部として公開され、2016年に第1期リニューアルで展示室が大きく変わった後も、同じ場所で展示されています。

 この「冨江家」は、彦根市の本庄地区に実際に建っていた民家を移築した展示で、冨江さんのご家族の1964(昭和39)年5月10日の生活情景を再現しています。最初は桶風呂を提供していただく予定だったのが、冨江家が建替えするタイミングだったため建物を丸ごと移築する運びとなりました。

 解体工事の最中の93年2月に、学芸員数人で現地調査を行い、当時準備室の最年少学芸員だった筆者も参加しました。建物に使われていた材の種類を調べ、屋根裏から蜂の巣、動物(正体不明)がエサとして持ち込んだコイ、ヘビや鶏の骨を拾うなどして、現地最後の冨江家の様子を記録しました。

この記事は有料記事です。

残り612文字(全文1005文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 鼻出しマスクで失格の40代受験生、トイレにこもり警察出動 注意されせき込む仕草も

  2. 一転して医療崩壊の危機 集団免疫獲得とも取り上げられた都市で「第2波」

  3. 際立つ大阪のコロナ死 その理由、高齢者の「命のリスク」高める構図とは

  4. 「午後8時には閉めない」反旗を翻した外食チェーンの本気

  5. 声なき声を捕捉せよ コロナと連動する菅内閣支持率

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです