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#排除する政治~学術会議問題を考える

政権は法律の脇道を行き、その幅を広げて主張を押し通す 池内了・名大名誉教授

池内了・名古屋大名誉教授=京都市西京区で2019年10月29日、望月亮一撮影

 日本学術会議は、科学が戦争に利用された反省から1949年に設立された。科学者の軍事研究に長年、反対してきた池内了・名古屋大名誉教授は、任命拒否問題が及ぼす影響について「学術会議が最初のターゲット。あらゆる場面が想定される」と際限ない拡大を懸念する。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】

 ――菅義偉首相が6人を任命除外した狙いは何だと思いますか。

 ◆政権は政治的に気にくわないことを言う人をシャットアウトすることを見せたわけです。そして具体的な理由を明らかにしない。6人が政府に盾突いたからだと人々に思わせて、口を重たくさせる。学術会議のみならず、組織内でそういう人を推薦しなくなる、敬遠する恐れがあります。

 ほかの省庁や地方公共団体でも、政権が任命拒否をしているから、当然やっていいものだと思って、下部組織が決めた人事をトップが気に入らないからといって拒否する可能性があります。

 例えば、大学の学長選で選ばれた学長を文部科学相が認めな…

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木許はるみ

1985年生まれ、愛知県出身。中日新聞、Business Insider Japan、じゃかるた新聞を経て2020年入社。外国人住民、公害、地方議会の取材をしてきた。アートや科学が好き。

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