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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相(当時)が任命しませんでした。異例の事態の背景や問題点を追います。

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学術会議任命拒否 安保関連法反対の学者が抗議声明 益川氏「長く糾弾されるだろう」

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日本学術会議会員の任命拒否問題で、菅義偉首相への抗議声明を発表する「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人ら=東京都千代田区で2020年10月14日午前11時12分、岩崎歩撮影
日本学術会議会員の任命拒否問題で、菅義偉首相への抗議声明を発表する「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人ら=東京都千代田区で2020年10月14日午前11時12分、岩崎歩撮影

 「安全保障関連法に反対する学者の会」が14日、東京都内で記者会見を開き、日本学術会議が推薦した会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかったことに抗議し、理由の開示と撤回を求める声明を発表した。会の呼びかけ人の一人で、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都大名誉教授は「菅首相がこんな乱暴なことをしたということは歴史上長く糾弾されるだろう。戦争の反省の上に作られた日本学術会議に汚点を残すものだ」と批判するメッセージを寄せた。

 会には、菅首相が任命を拒否した宇野重規・東京大教授ら6人全員が呼びかけ人や賛同者として名を連ねている。6人や益川氏は会見に参加しなかった。

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