特集

東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

特集一覧

福祉避難所設置に不安、自治体の6割 新型コロナ影響 ニーズと収容能力把握できず

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
東日本大震災の際、宮城県石巻市の社会教育施設の体育館に開設された福祉避難所=2011年4月撮影(石巻市提供)
東日本大震災の際、宮城県石巻市の社会教育施設の体育館に開設された福祉避難所=2011年4月撮影(石巻市提供)

 災害時に高齢者や障害者らを受け入れる「福祉避難所」について、47都道府県・20政令市・23特別区の計90自治体のうち約6割に当たる50自治体が、新型コロナウイルスの感染拡大で受け入れが困難になっていると感じている。毎日新聞のアンケート調査で明らかになった。福祉避難所は、避難生活が長期に及び避難者数も多かった東日本大震災をきっかけに充実を求める声が上がったが、今年は高齢者施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が多発したこともあり、各自治体が不安を抱える実態が浮かんだ。

 2011年の東日本大震災では最大で約47万人が避難生活を送った。当時は福祉避難所が不足し、一般避難所などに滞在せざるを得なかった高齢者や障害者らが十分な支援を受けられず、体調を崩して死亡する災害関連死も起きた。12年の復興庁の報告書によると、岩手、宮城、福島3県の関連死のうち70歳以上が約9割を占め、避難所などでの生活の肉体的・精神的疲労が原因とされるケースが約3割あった。

この記事は有料記事です。

残り598文字(全文1029文字)

【東日本大震災】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集