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木語

「バラバラな砂」の不安=坂東賢治

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 「そもそも天下の大勢、分かれて久しくなれば必ず合一し、合一久しくなれば必ず分かれる」。国家は統一と分裂を繰り返すという循環論的な認識を示すのが三国志(三国演義)の冒頭の一文だ。

 孔子以来、中国では天下統一が安定や繁栄をもたらす理想とされてきた。しかし、中国史を統一と分裂に分ければ、分裂の時代の方が長かったという説もある。統一を保つのは容易ではなかった。

 孫文は中国人を「バラバラな砂」と表現した。個人が勝手気ままに動いて簡単には統合できないという意味だ。中国の強大化には「みんなが自由を犠牲にする必要がある」とも説いている。

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