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キズとカタチの総合医

ためらわず来院を=桜井裕之・東京女子医科大学形成外科教授

桜井裕之・東京女子医科大学形成外科教授=和田大典撮影

 新型コロナウイルス感染症の収束の道筋が不透明なこの時期、日常生活でのちょっとしたケガでは医療機関を受診しづらい状況になっています。そんな中で、放置したために重篤化してしまう患者さんが増えているように思います。

 先日、作業中に工具で左手の甲に小さな挫創を2週間前に受傷した患者さんが来院しました。1センチ程度の傷だったため、この時期に病院を受診するのをためらい、そのまま放置してしまったそうです。治りが悪いため、薬局で被覆材を購入し貼り付けたところ、徐々に左手の赤みと痛みが強くなり、来院したとのことです。

 感冒症状がなくても37度台の発熱を認めたので、発熱外来を経由した上での受診となりました。左手から左肘にかけて赤く腫れ上がり寒気を訴えています。傷の周りにうみのたまり(膿瘍(のうよう))を触知したため、直ちに局所麻酔して切開し、うみを出した後で洗浄しました。抗菌薬の点滴を行うため入院を勧めましたが、本人は自宅からの通院を希望したため、外来通院で洗浄処置と点滴をして、症状は改善しました。

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