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女子大生が金融教育イベント 充実の「人生100年」に 28日にオンラインで

自分たちが企画に携わったイベントへの参加を呼び掛ける昭和女子大の学生たち=昭和女子大提供(ウェブ会議システム「Zoom」より)

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 東京都内の女子大生がスイス金融大手「UBSグループ」とタッグを組み、金融や資産運用について考えを深める「女子学生限定」のオンラインイベントを28日に開く。イベントのサブタイトルは「あなたの人生、あなたが主役」。メンバーは「より充実したライフプランを設計する第一歩になればうれしい」と参加を呼び掛けている。【千脇康平】

 イベントでは、UBS日本法人の社員らが金融や資産形成について講義する。資産をうまく運用していくことは将来設計の重要な要素の一つとなるが、UBSによると、女性は男性に比べて資産運用に関する知識に十分な自信が持てない傾向にあるという。

 UBSは、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「ジェンダーの平等」の観点から、女性顧客の金融リテラシー向上のための活動を国内外で展開している。

 今回のイベントは日本でのプロジェクト「Edutainment(エデュテインメント)」の“学生版”で、学生が主体となり計画を進めてきた。メンバーは昭和女子大(東京都)の学内選考を経て選ばれた5人。いずれもグローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科の3年生で、投資経験はないが、投資をしている親の姿や大学の授業をきっかけに興味を抱いたという。リーダーの長嶋梨奈さん(20)は、20歳から資産運用をしたいと思っていたものの知識がなく、不安で一歩を踏み出せなかった。「同じ思いでいる友人は多い。プロジェクトを通して自分が学び、みんなを後押ししたかった」と話す。

 メンバーは19年10月からUBS社員と週1回のペースで会議を重ねてきた。同世代の女性の心をつかむイベントにするには? 一番届きやすい告知方法は――。改善点を指摘され、プレス発表用の資料を「何十回単位で」書き直した。当初は会場に参加者を集めて6月に開く予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされた。そんな逆境を乗り越えて開催にこぎつけた。

 オンラインではどんな形式がいいのか、さまざまな方法の長所と短所を比較し、大勢が参加できる動画投稿サイト「YouTube」でのライブ配信を選んだ。イベントの第2部はメークアップアーティスト東風上尚江(こちがみたかえ)さんによる「オンラインで盛れる」メーク講座。メンバーの佐藤澄海さん(21)は「投資にポジティブなイメージを持てるきっかけになれば。ぜひ気軽に参加してほしい」と話している。

 28日午後4時~6時10分、無料(事前登録制)。定員600人。申し込みは専用フォーム(https://forms.gle/MEuuC4p7c6JrGfX98)から。イベントは来年1月にも予定している。

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 金融リテラシーにまつわる教育は近年、小中学校・高校で重視されている。20年度以降、小中学校・高校で順次全面実施される新学習指導要領では、金融経済教育や消費者教育の充実が図られた。主に社会や家庭分野で扱われ、生涯を見通した経済の管理や計画の重要性をライフステージや社会保障制度などと関連付けて考察することなどが盛り込まれている。

 背景には、民法の改正で22年度から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることがある。18歳になれば保護者の同意がなくても携帯電話の購入やクレジットカードの取得、ローン契約などが可能になる。こうした動きを受け、学校では銀行や証券会社などの民間と連携した出前授業が行われている。

 大学はどうか。今回のイベントに指導者として関わる浅田裕子准教授は「経営・経済系学部では学ぶ機会が増えている一方、自分事として捉える教育にまでなっているかというとまだ課題が残るのではないか」とみる。その上で「女子学生には人生100年という視野で『自分の人生を他人に預けない』という姿勢を身に付けてほしい」と語る。

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