扶養手当の非正規不支給は「不合理」 最高裁判決 夏・冬季休暇など5項目

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
日本郵便の非正規社員の格差是正訴訟で、勝訴判決の内容を記した紙を掲げて喜ぶ原告ら=東京都千代田区の最高裁前で2020年10月15日午後4時2分、幾島健太郎撮影
日本郵便の非正規社員の格差是正訴訟で、勝訴判決の内容を記した紙を掲げて喜ぶ原告ら=東京都千代田区の最高裁前で2020年10月15日午後4時2分、幾島健太郎撮影

 日本郵便の非正規雇用の契約社員らが、一部の手当や休暇が正社員だけに与えられているのは「不合理な格差」に当たるとして、同社に格差是正を求めた3件の訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は15日、扶養手当をはじめとする5項目の待遇格差をいずれも「不合理」と認める判決を言い渡した。

 日本郵便は従業員約37万人のうち、約半…

この記事は有料記事です。

残り121文字(全文285文字)

あわせて読みたい

ニュース特集