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今週の気持ち

今週の気持ちは「家族になる」

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 「女・男の気持ち」(2020年10月8~14日、東京・大阪・西部3本社版計16本)から選んだ「今週の気持ち」は、東京本社版10月10日掲載の投稿です。

  ◆  ◆

<今週の気持ち>

家族になる 浜松市中区・別所綾子さん(予備校職員・44歳)

 夫が朝早く出勤した後、キッチンに私のパンが用意されていた。まあ! 今日もちゃんと耳がついたパンだ。食パン1斤を切り分け冷凍しているので、耳が一面についている端の部分とそうでないものがある。

 たまたまか? いや、私がパンの耳、カステラの端が好きなことをわかっていて、わざわざこちらを残したのだろう。「愛を感じた」と思わずメールしたくなる。ささやかなことだけれど、少しずつ家族になっていることを実感する。

 間もなく結婚5周年。相手が喜ぶこと、嫌がることが少しずつわかってきた。かと思えば、知らなかったことを発見して驚く。変なところで融通がきかず一本気なところがあることも最近知った。

 昨年の結婚記念日。どこかで「花婚式」だと聞いた夫は「仕事帰りに1時間以上花屋を探し回ったがどこもやっていなかった」と、通りかかった100円ショップで見つけた造花を折り紙に包んで帰ってきた。グチャグチャのラッピングが不器用な夫らしくてクスッとした。

 お互いの仕事の関係で一緒に暮らせるのは週2~3日。「言わなくてもしてくれること」はうれしい。でも、「言わなくてもわかるだろう」と思っているとすれ違うことがある、ということも学んだ。思いはちゃんと伝え、ゆっくり家族になっていきたい。

  ◆  ◆

<担当記者より>

 夫が用意してくれた耳つきのパンに「愛を感じた」とつづった別所さん。結婚して5年近くたっても感動できることがあるなんてステキ!と、結婚20周年も過ぎてすっかり感動を失ってしまった担当記者は思います。

 考えれば、配偶者は家族の中で唯一、自分が選べる(選んだ)存在。もともとは他人です。お互いのことを少しずつ理解しながら、別所さんの言葉通り「ゆっくり家族になって」いくのかもしれませんね。今いる家族が当たり前のものだと思わず、大切にしようと改めて感じました。

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