群馬の女子高生はなぜ巻き込まれたのか 座間9人殺害事件 10月12日公判詳報
毎日新聞
2020/10/16 16:00(最終更新 2/14 20:35)
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神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交等殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判が東京地裁立川支部で続いている。10月12日には被害者の中で最年少の群馬県邑楽(おうら)町の女子高生(当時15歳)の事件について被告人質問があった。悩みを抱えながらも絵や演劇が好きだった少女が、どうして事件に巻き込まれてしまったのか。
会ったら「預金や収入がなくて」
<東京地裁立川支部101号法廷>
白石被告は証言台の前に座り、質問に答えていく。
被告「(女子高生には)預金や収入がなく、お金にならなさそうだと(分かって)殺害しようと思いました」
白石被告は検察官の質問に、女子高生と会う約束をし、座間市の自宅近くの公園で会って話した後、事件を起こすことを決意したと答えた。
一回り違う年齢。群馬と神奈川。検察側によると、接点のなかった2人がつながったのは、白石被告が…
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