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群馬の女子高生はなぜ巻き込まれたのか 座間9人殺害事件 10月12日公判詳報

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東京地裁立川支部=東京都立川市緑町で2020年10月12日午後0時30分、林田奈々撮影
東京地裁立川支部=東京都立川市緑町で2020年10月12日午後0時30分、林田奈々撮影

 神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交等殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判が東京地裁立川支部で続いている。10月12日には被害者の中で最年少の群馬県邑楽(おうら)町の女子高生(当時15歳)の事件について被告人質問があった。悩みを抱えながらも絵や演劇が好きだった少女が、どうして事件に巻き込まれてしまったのか。

会ったら「預金や収入がなくて」

<東京地裁立川支部101号法廷>

 白石被告は証言台の前に座り、質問に答えていく。

被告「(女子高生には)預金や収入がなく、お金にならなさそうだと(分かって)殺害しようと思いました」

 白石被告は検察官の質問に、女子高生と会う約束をし、座間市の自宅近くの公園で会って話した後、事件を起こすことを決意したと答えた。

 一回り違う年齢。群馬と神奈川。検察側によると、接点のなかった2人がつながったのは、白石被告が…

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