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仏像の後頭部に金色の不動明王像 解体修理で見つかる 比叡山延暦寺

護法童子像内から発見された不動明王像(右)と水晶製舎利容器=大津市坂本本町の比叡山延暦寺で2020年10月16日午後3時21分、諸隈美紗稀撮影

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 天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)は16日、寺が所蔵する仏像・護法童子(ごほうどうじ)像の中から、金色の不動明王像が見つかったと発表した。延暦寺によると、仏像から不動明王像が見つかるのは全国的にも珍しいという。17日から比叡山国宝殿の秋季企画展で展示される。

 護法童子像は高さ76・5センチの寄せ木造り。鎌倉時代に作られ、後頭部と体幹部には乾燥によるひび割れを防ぐための空洞がある。

護法童子像(右)と護法童子像内から発見された不動明王像=大津市坂本本町の比叡山延暦寺で2020年10月16日午後4時42分、諸隈美紗稀撮影

 2018年7月、護法童子像を解体修理に出したところ、金銅の不動明王像が後頭部の空洞にはめ込まれるように納まっていた。高さ9・5センチで鎌倉時代の作と推定され、護法童子像の制作当初から納入されていたと考えられるという。

 護法童子像の中に不動明王像が入れられていた理由は不明だが、寺によると、天台宗の修行の一つで、山中を歩き巡る「回峰行(かいほうぎょう)」の本尊が不動明王。護法童子像は、回峰行の聖地・葛川(かつらがわ)(大津市)で信仰されている護法神「葛川護法」の姿と似ているという。

 護法童子像からは他に、水晶製の五輪塔形の舎利容器や木札、200体の不動明王の姿が印鑑のように押された和紙50枚も見つかった。【諸隈美紗稀】

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