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菅首相「改革の精神を受け継ぐ」 中曽根元首相合同葬 安倍前首相ら640人参列

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中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬で追悼の辞を述べ、自席に戻る菅義偉首相=東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で2020年10月17日午後2時25分(代表撮影)

 2019年11月29日に101歳で亡くなった中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬が17日、東京・高輪のグランドプリンスホテル新高輪で営まれた。菅義偉首相や加藤勝信官房長官ら菅内閣の閣僚のほか、二階俊博幹事長ら党幹部、安倍晋三前首相ら歴代の党総裁など計約640人が参列した。合同葬を巡っては、政府による約9600万円の経費負担や、文部科学省が全国の国立大などへの通知で弔意表明を求めたことなどへの批判が出ていた。

 中曽根氏は1947年の衆院選から20回連続当選。82年から5年間、戦後第5位の長期政権を担った。

 葬儀委員長を務めた菅首相は弔辞で、「戦後政治の総決算」を掲げて国鉄の分割・民営化などを果たした業績に触れ、「中曽根先生は次世代の我が国の姿を見据え、必要な改革を実行され、国際社会の平和と繁栄に貢献された。改革の精神を受け継ぎ、国政に全力を傾けることをお誓い申し上げる」と語った。

 合同葬には、秋篠宮ご夫妻ら皇族も参列。首相のほか大島理森衆院議長、山東昭子参院議長、大谷直人最高裁長官が弔辞を述べた。友人代表の渡辺恒雄・読売新聞グループ本社主筆は欠席し、「私の師、兄であり、唯一の畏敬(いけい)した友人でした。星輝く天界で、近くお目にかかるのを楽しみにしています」との弔辞が代読された。

 公明党の山口那津男代表、立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表ら与野党の党首も参列した。共産党の志位和夫委員長は参列を予定していたが、文科省の通知を受けて「内心の自由を侵害する形でのさまざまな問題を起こしたことが明らかになった以上、参加するわけにいかない」として欠席した。

 合同葬は当初3月15日に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた。

 参列した河野太郎行政改革担当相は、合同葬に先立って出演した17日の読売テレビの番組で、経費負担について「政府として不断の見直しが重要」との認識を示し、「功績ある方をどうたたえるのか。あるいは多くの方の気持ちにどのように寄り添った儀式をやるのか。そういうことを考えながら見直しをしていくということは、大事なことだ」と語った。【野間口陽、川口峻】

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