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新潟交通がバス大幅減便へ コロナで打撃、路線廃止や値上げも検討

多くの路線バスが行き交う万代のバスセンター=新潟市中央区万代で2020年10月16日午後3時12分、北村秀徳撮影

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 新潟交通は16日、新潟市中央区のホテルで記者会見を開き、平日1日あたり411便減とするなど、創業以来過去最大規模の路線バス便数の削減を実施すると発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大により、経営に大きな打撃を受けたことが理由で、改正ダイヤを11月21日から運用する。【北村秀徳】

 「生活に不可欠な公共交通事業者として、新型コロナの緊急事態宣言下でも通常ダイヤで運行してきたが、コロナ禍での欠損が、今後の事業継続に影響する危機的状況」――。同社の和田徹・乗合バス部長は便数削減の理由を説明した。

 新型コロナの感染が拡大した2020年4~6月期、輸送人員は前年比約2~5割減、運送収入も同程度で減少した。7、8月も約2割減少と、いまだ回復の見通しは立っていない。特に、飲食店などへの外出自粛のあおりを受け、深夜時間帯の利用客数は平日・土休日ともに大幅に減少した。

11月21日からのダイヤ改正の説明をする新潟交通の和田徹・乗合バス部長=新潟市中央区で2020年10月16日午後2時2分、北村秀徳撮影

 改正ダイヤでは、同社の運行する40路線全てで便数削減を実施するが、路線の廃止はしない。平日は1日411便(12・2%)、土休日は同333便(14・7%)それぞれ減便する。ダイヤ改正は、利用者増加が見込まれる冬期を考慮した暫定的なもの。今後JR東日本の来春ダイヤ改正を待ち、減便にとどまらず、路線の廃止や、運賃の値上げを検討していく。和田部長は「今回のダイヤ改正でも、第1四半期の収入減はまかないきれない」としている。

 改正後の年間走行距離は約849万キロとなり、新潟市との間で協定がある(21年度末まで失効中)最低走行距離数の同957万キロを大きく下回ることになる。

 主な改正点は、平日・土休日ともに万代橋ライン(新潟駅前―西部営業所)の最終バスの午前0時12分発を廃止。西小針線(駅前―内野営業所)最終の午前0時10分発を午後11時50分発に繰り上げる。これにより始発点の出発時刻が、午前0時をまわるバスがなくなる。

 詳しい改正ダイヤの時刻表は、10月23日、同社のホームページ(http://www.niigata-kotsu.co.jp/)で公表される予定。和田部長は「利用客にはご迷惑をかけるが、了承していただきたい。感染防止対策など、安心して利用いただける環境整備を引き続き進めていく」としている。

市長「努力をされた」

 新潟市の中原八一市長は「今回の改正は、利便性を損なわないよう最大限の努力をされたと認識する。市として今後もバス交通の改善を積み重ねていく」とコメントを出した。

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