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大分空港と市内結ぶホーバークラフト、復活に前進 1時間が25分に短縮

ホーバークラフト発着の候補地付近=大分市内で2020年10月16日午後2時27分、津島史人撮影

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 大分空港(大分県国東市)と大分市中心部を海上で結ぶホーバークラフトの導入を巡り、県がつくる選定委員会は16日、運航業者に大手タクシー会社「第一交通産業」(北九州市小倉北区)を選定した。11月にも正式決定し、2023年度の運航開始を目指す。これまでバスで1時間程度かかっていた行程が、約25分に短縮する見込みだ。空港の利便性が高まるホーバークラフトの復活が大きく前進しそうだ。【津島史人】

 選定委によると、業者の公募に第一交通1社のみ応募があり、16日の審査で決めた。同社の提案した運航計画によると、1日18往復(36便)を運航し、運賃は片道1500円。ホーバークラフトは利用者低迷やリーマンショックの影響で09年に運休したが、その当時の運賃(2980円)の約半額に抑えるという。

 ホーバークラフトを巡っては、県が船舶を保有し、民間事業者が運航する「上下分離方式」の採用が決まっており、県がホーバークラフトの発着地点として西大分地区に港を新設することになりそうだ。ホーバークラフトは新調する方針で県の設備投資額は75億~85億円を見込んでいる。年間利用者は30万~40万人と試算している。

 同社は創業者の黒土始会長が中津市出身。子会社を介して沖縄県で高速船を運航しており、船舶運航のノウハウがあるという。同社企画調整室の小田典史室長は「他社の交通機関とも連携して、観光県・大分の回遊性を高め、地域貢献につなげたい」と話した。

 今回のホーバークラフト復活を巡り、同社はカフェなどテナントを誘致して、近くにあるフェリー乗り場周辺を含めたにぎわい創出▽ホーバークラフトを中心とした複数の交通システムを組み合わせて利便性向上を図る「MaaS(マース)システム」の導入▽多言語によるタブレット端末を船内に置いて乗り継ぎや観光情報を提供――などの構想も提言した。

 大分空港は18年度に利用者が200万人を突破。人工衛星の発射基地とする「宇宙港」の構想も持ち上がっている。このため県は大分市街地と空港間のアクセス向上を急務としていた。

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