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仕事、親、家事…女性ばかり選択を迫る社会 映画「82年生まれ」が問いかけるもの

映画「82年生まれ、キム・ジヨン」の一場面=Ⓒ2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

 韓国の女性が直面する「生きづらさ」を描いた映画「82年生まれ、キム・ジヨン」(キム・ドヨン監督)が、9日から全国公開されている。韓国で130万部を突破した小説が映画化されたもので、2018年に出た日本語訳も21万部のベストセラーになった。日本と似た主人公「ジヨン」をとりまく環境に、鑑賞した人からは共感の声が上がっている。映画が今、日本社会に問いかけているものは何だろうか。【南茂芽育】

 ジヨンは、ソウル郊外で夫と幼い娘と3人で暮らす。女性であるが故に弟よりも尊重されない子ども時代、結婚、退職、そして育児に追われる生活と、それぞれの環境で必死にもがくストーリーだ。

 公開後初の週末になった10月中旬、東京・新宿。映画を見終わった「ジヨン世代」の川崎市の女性会社員(40)は「分かるところが多すぎた」と真っ赤な目をしていた。「日本と韓国は盆や正月は実家に帰るなど共通点が多い。60~70代の私の母親世代も『女は子どもを産んだら最低3年は仕事を休まなきゃ』と古いルールを押しつけてくる」と言う。

 一緒に見に来た夫の男性会社員(41)は在日コリアン3世。原作が日韓両国で大ヒットしたことから注目していたという。男性は「今の世の中、男性は女性たちがしてきたことをもっと共有すべきだと思った」と話す。一方で、「うちの両親は比較的現代的で……」と言いかけると、女性から「私、(夫の)お父さんに…

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