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二人六脚

本格的な犬の飼育をしたことのない筆者が保護犬イブとの生活を始めて丸3年。第2部は大田原市に赴任した1年間を振り返り、命を守り育てる意味を考えます。

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二人六脚

保護犬イブと暮らして/5 熱中症 食欲なく、ぐったりと 秋に入り顔つき穏やかに /栃木

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引き取った当初より穏やかな顔つきになってきたイブ=福島県会津若松市で2018年8月2日、湯浅聖一撮影
引き取った当初より穏やかな顔つきになってきたイブ=福島県会津若松市で2018年8月2日、湯浅聖一撮影

 福島県会津若松市は会津盆地の南東に位置し、夏は暑く冬は寒い。イブが同市で生活を始めて1年目の2018年の夏は、全国的にも記録的な猛暑になった。会津若松でも7月の1カ月間に35度を上回る「猛暑日」が、観測史上最多の15日を記録した。この暑さは人間だけでなく犬にも過酷すぎた。

 イブの体調に変化が表れたのは7月中旬だった。朝の散歩から帰ると嘔吐(おうと)と下痢をした。約1カ月前にも同じ症状があったが、その時は食欲も元気もあり、翌日には回復していた。しかし、今回は餌をほとんど食べずぐったりしている。慌てて近くの動物病院に駆け込んだ。

 嫌がるイブを診察台に乗せた。獣医師が体温測定や触診などをしている間、私はイブを動かないよう抱き締め、なだめていた。体重もいつもより2キロほど減っていた。しばらくすると熱中症と診断された。栄養剤を注射し、下痢止め剤などの薬を処方してもらった。獣医師からは「散歩は気温が下がる午後8時以降に短時間で。室温は25度以下に」と指導された。

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