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ヒバクシャ

2020 近藤紘子さん(75) 葛藤越え和解、信念継ぐ

被爆時に着ていた服を手にして講演する近藤さん=兵庫県宝塚市で2016年5月31日、梅田麻衣子撮影

 <75年 核なき世界はまだか documentary report 263>

 75年前に広島に原爆が投下されてから2年半ほどたって撮影された1枚の家族写真がある。つぶらな瞳でこちらをじっと見つめる近藤紘子さん(75)は当時3歳。幼い弟を抱く父の谷本清牧師(1909~86年)は、すでに米国で被爆者の代表的存在になっていた。きっかけは米国のピュリツァー賞作家、ジョン・ハーシーが46年に広島で取材し、ニューヨーカー誌に発表したルポ「ヒロシマ」だった。

 香川で8人きょうだいの末っ子として生まれた谷本牧師は関西学院大神学部を卒業後、米国のエモリー大学大学院に留学した。日米開戦を受けて41年に帰国。沖縄の教会を経て43年5月、広島流川教会に赴任した。2年後の8月6日、友人の荷物を疎開させるため訪れた爆心地から約3・2キロの己斐(こい)地区で被爆する。その時、生後8カ月だった近藤さんは爆心地から約1・1キロ、教会近くの牧師館にいた。建物の下敷きになっ…

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