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所変われば、事情も変わる。政権の方針や制度、歴史、慣習、地理、人々の志向の違いが、各国の経済や社会に特徴を生み出している。毎月テーマを変えながら、海外の現場を歩き、日本の実情を見つめ直していく。

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コロナ「ゼロ」で安心 自然求め島内旅行好調 台湾

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台湾東部・緑島は熱帯に属し、10月初旬でもマリンレジャーを楽しむ観光客であふれていた=2020年10月2日午後0時33分、福岡静哉撮影
台湾東部・緑島は熱帯に属し、10月初旬でもマリンレジャーを楽しむ観光客であふれていた=2020年10月2日午後0時33分、福岡静哉撮影

 半年にわたり新型コロナウイルスの市中感染「ゼロ」が続く台湾。コロナ禍の水際対策で海外渡航が難しいため、「台湾島内旅行」ブームが到来している。6月からイベントなどの規制が徐々に緩和され、7月に観光振興策が始まったことがブームを後押しした。旅行客は「コロナ感染の心配なく、安心して旅行できる」と喜び、地方にとっては都市部の観光客を呼び込むチャンスにもなっている。

 4連休初日の1日早朝、台北駅には新幹線の指定席を買い損ねた人が行列を作っていた。朱栄茂さん(68)は「毎年2度の日本旅行が楽しみだったが今は行けない。そこで(台湾中部の)阿里山に行くことにした。自由席に座りたい」と必死だ。遠出を控えてきた市民の間では、鬱憤晴らしの意味から「リベンジ(仕返し)旅行」という言葉が流行している。

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