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書の楽しみ

読めなくとも、全体を味わう=島谷弘幸

玉泉帖 小野道風筆 縦27・6センチ×全長188・5センチ(部分) 宮内庁三の丸尚蔵館蔵

 <文化の森 Bunka no mori>

 “書を楽しむ”ことを覚えると、心地よい時間を過ごせ、心も豊かになる。

 見どころをつかめば、書の美しさに眼(め)を瞠(みは)り、感動も覚える。また、書かれた文字を読み進め、その言葉や内容を理解し、なるほどと感心する時もある。いずれにしても、その楽しみは、まずは見ることから始まる。その際に、どのように見なければいけない、というルールは無いのである。

 ところで、野球やサッカー、テニスなどのスポーツでは、ルールや見方を知らなくても十二分に楽しむことができる。また、クラシックやポピュラーを問わず音楽も五線譜が読めなくても多くの人が楽しんでいる。しかし、なぜか多くの人は、絵画、彫刻、工芸などの他の芸術以上に、書の鑑賞には構えてしまう。なまじ、読めそうで読めないことが大きな原因ではなかろうか。そこで、私は書が専門でありながら、近年は“書は読めなくても…

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