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銀橋のきらめき

タカラヅカ余話 年月超えた「宝塚流日舞」 ベテラン・松本悠里、有終の公演

宝塚歌劇月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-」で踊る松本悠里=菱田諭士撮影

 コロナ禍で公演が延期されていた月組公演のレビュー「WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-」(坂東玉三郎監修、植田紳爾作・演出)とミュージカル「ピガール狂騒曲」(原田諒作・演出)が、5カ月遅れで目下、宝塚大劇場で上演中です。

 「WELCOME―」は、今夏開催予定だった東京オリンピックを訪れる海外からの観光客にも向けて企画された日本物のレビュー。歌舞伎の坂東玉三郎が初めて宝塚の監修をした話題作です。「チョンパ(真っ暗な舞台がパッと明るくなる演出)」で始まる舞台はまさに宝塚絵巻。この公演で初舞台を踏んだ106期生39人の口上もあって再スタートの幕開けにふさわしい華やかな公演でした。初舞台生お披露目とは対照的に、この公演は在団64年の大ベテラン、専科の松本悠里の退団公演でもあり、時の移り変わりをくっきりと映し出した公演ともなりました。

 松本は、日舞の名手として、歌劇団の海外公演の日本物レビューにはなくてはならない存在で、過去9度の海外公演に参加、その妙技は各国で絶賛されてきました。退団公演となった今回は、朱色の鳥居が並ぶ雪の中、朱色の大振り袖をまとい、傘を持って舞いますが、これは1989年のニューヨーク公演で披露した「雪しまき」の再現のようにも見えます。ビバルディ作曲「四季」の「冬」をバックに舞う松本のしなやかな動きは年月を超…

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