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「権力の乱用繰り返されている」 学術会議任命拒否で学者・作家らが渋谷で抗議

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科学者の代表機関「日本学術会議」が推薦した会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかったことに抗議するデモの参加者=東京都渋谷区のJR渋谷駅前ハチ公前広場で2020年10月18日午後5時11分、後藤由耶撮影

 日本学術会議の会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題に抗議する街頭活動が18日、東京・JR渋谷駅前で行われた。若者らが大勢集まる中、学者や作家らが抗議の声を上げた。

 アーティストらで作るグループが主催。駅前広場に集まった人々が「どんな学問をしても自由」「日本学術会議への人事介入に抗議する」などと書かれたプラカードを掲げた。

 閣僚や官僚が国会質疑などで論点をずらした答弁をすることを「ご飯論法」と名付けた法政大の上西充子教授(労働問題)は「権力の乱用が繰り返されている」と強調。「任命に関し、菅首相に恣意(しい)的な判断を行う権限はないのに、自分が当然と思うことならやってもいいと思っている。主権者である私たちが『そうではない』と言わないといけない」と訴えた。

 学術会議の連携会員を務めたという東京芸術大の毛利嘉孝教授(社会学)は「菅首相が任命拒否の理由を説明しないのは、それが憲法違反で、説明ができないからではないか。任命拒否を取り消し、経緯を明らかにするよう求める」と指摘。渋谷で多くの人が抗議のために集まっていることに触れ、「今、大学で働いている人たちは、(世間に問題を)理解されていないのではと不安を抱え、孤立している。学外でこういう(抗議の)場を持っていただけるのは本当に心強い」と話した。【待鳥航志】

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