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積水化学、先行逃げ切り盤石 エース新谷、後続突き放す 選手層厚く プリンセス駅伝

3区で区間記録を1分以上縮める快走を見せた積水化学の新谷仁美=福岡県福津市で2020年10月18日、徳野仁子撮影

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 新戦力が前評判通りの実力を発揮した積水化学が、1区から一度もトップを譲らない盤石のレースを見せた。

 圧巻だったのは、エース区間の3区(10・7キロ)を担った新谷。2位と10秒差のトップでたすきを受けると、軽快にピッチを刻んで加速。一気に後続を突き放した。周囲の声援を力に変えて「気持ちで走る」タイプの新谷にとって、「沿道の応援がなく、8キロ以降がきつかった」という。それでもテレビ中継越しの応援を想像して走り抜き、従来の記録を1分15秒も更新する区間新記録をマーク。2位との差を約2分に広げ、独走態勢を固めた。

1位でフィニッシュする積水化学のアンカー森智香子=福岡県宗像市で2020年10月18日、金澤稔撮影

 昨年もトップで予選を通過した積水化学には、新谷や昨年の日本選手権で800メートルと1500メートルの2冠を達成したスピードランナーの卜部が加入。卜部は2区で区間3位と好走した。1区で区間賞の佐藤ら生え抜き選手と融合し、選手層は格段に厚みを増した。最終6区を走った森は「チームの目標が高くなって、意識も高まった」と手応えを語る。

 先行逃げ切りの戦略が見事にはまり、「やりたいことができた」と納得顔の野口英盛監督。快走を見せた新谷はまだ練習不足で、全日本大会ではさらなる上積みを見込める。予選会突破からの下克上を期待させる充実ぶりだ。【松本晃】

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