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難コース「我慢比べ」制す 稲森、日本オープン優勝 「曲げないゴルフ」生かす 

18番、ウイニングパットを沈めてガッツポーズを決める稲森=千葉・紫CCすみれで2020年10月18日(代表撮影)

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年唯一の国内メジャー大会となった、男子ゴルフの日本オープン選手権は18日、千葉県野田市の紫カントリークラブすみれコースで最終ラウンドがあった。首位と1打差の2位で出た稲森佑貴が通算5アンダーの275で逆転優勝。ツアー通算2勝目を2018年大会に続いて日本オープンで挙げた。新型コロナウイルス対策の無観客開催などによる25%減額で、優勝賞金は3150万円。稲森は最終18番でバーディーを奪い、突き放した。1打差の2位は前日首位でツアー14勝の谷原秀人。

 昨年まで5年連続で国内ツアーのフェアウエーキープ率1位を獲得している26歳の稲森が、17年から3年間にわたり欧州ツアーを主戦場にした41歳の試合巧者、谷原との「我慢比べ」を制した。

優勝カップを手に笑顔の稲森。通算5アンダーで優勝した=千葉・紫CCすみれで2020年10月18日(代表撮影)

 ラウンド中の稲森は、同じ最終組で回る谷原だけでなく、コース内の順位ボードを逐一チェックしていたという。「難しいコース設定で、みんなスコアを伸ばせていない。『焦ったら勝てない』と自分に言い聞かせた」と振り返る。

 17番を谷原がボギーとし4アンダーで並んでも、その意識は変わらなかった。逆転優勝を決めた最終18番での2メートル弱のバーディーパットも「自分の心拍音を感じながら打ったけど普段通りに体が動き、(初優勝した)2年前よりも精神面で成長したな、と」。ボールがカップインした瞬間、小さなガッツポーズで喜びを表した。

 今年2月に中学校の後輩の美穂さん(25)と結婚し、私生活でも落ち着きが増した。ツアー2勝はともに日本オープン。「自分の『(ショットを)曲げないゴルフ』が、難しいコース設定のメジャー大会に合うのかも」。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催される大会が減ったが「この優勝で自信と、もっと勝ちたい気持ちが増した」と目を輝かせた。【熊田明裕】

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