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科学 核のごみ 原発利用とどう向き合うか

「核のごみ」の最終処分場の選定を巡る会談を前に名刺交換する片岡春雄寿都町長(左)と梶山弘志経済産業相=東京都千代田区で10月9日、北山夏帆撮影

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田中たなか泰義やすよし 毎日新聞まいにちしんぶん くらし医療部長いりょうぶちょう

 テレビをみたり、スマホを充電じゅうでんしたりと生活せいかつかせない電気でんき電気でんきつく場所ばしょひとつが、原子力発電所げんしりょくはつでんしょ原発げんぱつ)です。原発げんぱつ運転うんてんすることでしょうじる人体じんたい有害ゆうがい物質ぶっしつこうレベル放射性廃棄物ほうしゃせいはいきぶつ」について、政府せいふなどが、てる場所ばしょさがしてきたところ、北海道ほっかいどう寿都町すっつちょう神恵内村かもえないむら関心かんしんしめしました。

 原発げんぱつ使つか燃料ねんりょうは、放射線ほうしゃせんちからったウランです。ウランは、とてもおおきなエネルギーをすことができるので、電気でんき効率こうりつよくるのに便利べんりです。さらに、火力発電所かりょくはつでんしょ使つか石油せきゆ石炭せきたんちがい、発電はつでんするとき地球温暖化ちきゅうおんだんか原因げんいんとなる二酸化炭素にさんかたんそしません。

 しかし、いいことばかりではありません。こうレベル放射性廃棄物ほうしゃせいはいきぶつは「かくのごみ」とばれ、すぐちかくはひとんでしまうほどつよ放射線ほうしゃせんりょうです。比較的ひかくてき安全あんぜんなレベルになるまで、10まんねんかかるそうです。そこで、かくのごみは300メートルよりふか地下ちかめられますが、地下ちかならば、どこでも大丈夫だいじょうぶというわけではありません。とく日本にっぽん地震じしんおおいだけに、10まんねんまでに地下ちか状態じょうたいわるかもしれないからです。

 そのため、十分じゅうぶん調査ちょうさ必要ひつようで、(1)地震じしん原因げんいんとなる活断層かつだんそう存在そんざい資料しりょう調しらべる「文献ぶんけん調査ちょうさ」(2)地面じめんあなって地質ちしつ調しらべる「概要がいよう調査ちょうさ」(3)地下ちか施設しせつをつくってくわしく調しらべる「精密せいみつ調査ちょうさ」――の3段階だんかい実施じっしすることになりました。寿都町すっつちょう神恵内村かもえないむら実施予定じっしよていとなったのは、文献ぶんけん調査ちょうさです。

 一部いちぶ住民じゅうみんは、かくのごみをめられるかもしれないことに反対はんたいしていますが、文献ぶんけん調査ちょうさけるとまち最大さいだい20おくえんられるので、人口じんこう税収ぜいしゅうっているだけに貴重きちょうといえます。

 いずれにしても、かくのごみは、原発げんぱつによる電気でんき使つかってきたわたしたち全員ぜんいんにかかわる問題もんだいです。どうきあえばいいのか、学校がっこう家族かぞくかんがえてみましょう。


 医学いがく地球温暖化ちきゅうおんだんか原発げんぱつなどを担当たんとう学生時代がくせいじだいはオーロラを専攻せんこうした理系人間りけいにんげん本物ほんものたくて休職きゅうしょくし、アメリカのアラスカ大学だいがく留学りゅうがく。40だいでバイオリンをはじめた。1966年岐阜市生ねんぎふしうまれ。

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