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風知草

世論は風だ。でも世論とは何だ――。永田町を知り尽くす山田孝男特別編集委員の政治コラム。

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核ごみ 町長の一石=山田孝男

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 8月以来、核のごみの最終処分場受け入れをめぐって揺れている北海道の寿都(すっつ)町へ行ってみた。

 どんな町の、どんな町長が、なぜ手を挙げたのかを確かめるために。

     ◇

 日本海に面した道南西部の寿都町は人口2900。

 明治から第二次大戦後までニシン漁で栄えた。記録に残る限り最大人口は明治39(1906)年の2・2万。同じ年の札幌が6・2万。札幌がまだ開けていなかった明治初期、寿都の人口は約5万――と伝える書物もあるようだ。

 今は見渡す限り海と緑野だが、大正の中期から1960年代までは町の中央を寿都鉄道(私鉄)が行き交い、ニシン景気で花街もにぎわったという。

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