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ことばの五感

タヌキの隣人=川野里子

 昨日は月がきれいだった。裏のやぶの少し開けたところにあのタヌキが出てこないかと待ってみた。痩せてボロボロの毛皮をまとった異様な獣に見えるタヌキだ。彼女には子供が二匹いて、夜になるとせわしなく食べ物を探して歩く。食べ物が乏しくなったのは森の周りに住宅が建ったからだ。彼女の一族が代々住んできた森は住宅に囲まれた孤島になってしまい、十分な食べ物は得られない。今年は特にドングリが不作で、食べ盛りの子供たちに何を食べさせたらいいのか、きっと途方にくれていることだろう。

・遠近感狂いはじめて森林が心の奥にあるようである 工藤吉生

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