菅政権下で本格化する海自艦の「空母化」 「敵基地攻撃の一翼」と懸念の声
毎日新聞
2020/10/19 14:00(最終更新 10/19 14:00)
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海上自衛隊の「いずも型」護衛艦で、飛行機も発着できる「空母化」に向けて改修が進んでいる。政府は「攻撃型空母には当たらない」としているが、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備断念を受け、安倍晋三前首相は「敵基地攻撃能力」の保有を検討する考えを示した。こうした動きに対し、「専守防衛の変更と受け止められる」と改修中止を求める声が上がっている。
改修が計画されているのは、護衛艦「いずも」(2015年就役)と、同型の「かが」(17年就役)。2隻は、哨戒ヘリコプターを使って周辺国の潜水艦の動向を探ることを主な任務としている。飛行甲板は艦首から艦尾まで全長248メートル、幅38メートルで、各種ヘリ5機が同時発着できる。広い艦内スペースを生かし、輸送や医療拠点、他の艦艇への燃料補給の役割も担う。
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