関連特許数世界一「技術力では海外勢上回る」 東芝、量子暗号通信を事業化へ

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
東芝=東京都港区で、内藤絵美撮影
東芝=東京都港区で、内藤絵美撮影

 東芝は、理論上第三者による解読が不可能とされる次世代の暗号技術「量子暗号通信」のサービスを、2020年度内に国内で開始する。日本企業では初の事業化といい、30年度に世界シェア約25%の獲得を目指す。

 総務省所管の国立研究開発法人・情報通信研究機構(NICT)から実証事業を受注しており、21年1~3月期にシステムを納入する。複数の政府機関を専用回線で結び機密データのやりとりなどを行う。25年度までには、国内外で既存の光ファイバーケーブルを使うサービスも始める予定。

 量子暗号通信は、量子力学の原理を利用した通信技術。光の粒子である「光子」に暗号化したデータを復元するための「鍵」を乗せて送受信する。不正に読み取ろうとすると光子の状態が変化してしまうため、情報漏えいが防げるという。

 量子暗号通信が注目されるのは、米グーグル…

この記事は有料記事です。

残り360文字(全文723文字)

あわせて読みたい

注目の特集