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経済 稲枯らす害虫が大発生 西日本や東海

一面枯れた田を前に立ち尽くす農家の男性=山口県下関市で10月9日、佐藤緑平撮影
トビイロウンカ=山口県病害虫防除所提供

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 コメの収穫しゅうかくむかえています。ここすうねん九州きゅうしゅう中心ちゅうしん被害ひがいをもたらしているいね害虫がいちゅう「トビイロウンカ」が今年ことし東海地方とうかいちほう西日本にしにほん一帯いったい大量たいりょう発生はっせいし、過去最悪かこさいあくひろがりをせています。ながねん被害ひがい確認かくにんされていなかった愛知県あいちけんが22ねんぶり、京都府きょうとふが33ねんぶりに発生はっせい警報けいほう発表はっぴょうしました。=3めん関連記事かんれんきじ

 「ひどいよ、全部ぜんぶ駄目だめになった」。10がつはじめ、山口県やまぐちけん下関しものせきのコメ農家のうか中山なかやま清文きよふみさん(75)はれたいねやしながらためいきをつきました。9がつはいり、んぼの一部いちぶいねまるれる、ウンカ特有とくゆう被害ひがいづいて対策たいさくこころみましたが、やく60アール(6000平方へいほうメートル)がほぼ全滅ぜんめつしました。

 山口県やまぐちけんは9がつ作況指数さくきょうしすう(コメのでき具合ぐあい)がいまかたち統計とうけいはじめた1958ねん以降いこう最悪さいあくの83(不良ふりょう)にんでいます。

あつさでえた?

 農研機構のうけんきこう九州沖縄農業研究きゅうしゅうおきなわのうぎょうけんきゅうセンターによると、トビイロウンカは、コメを1ねんに2かいつくる二期作にきさくをしているベトナム北部ほくぶ冬作ふゆさくいね寄生きせいしてふゆします。5がつごろ季節きせつふうって中国ちゅうごく移動いどう。そこで繁殖はんしょくして梅雨つゆどき日本にっぽん飛来ひらいします。今年ことし中国ちゅうごく大量たいりょう発生はっせいしていたことにくわえ、日本にっぽん梅雨つゆながくて飛来ひらいおおく、なつ記録きろくてきあつさでさらにえたとみられます。

 トビイロウンカは2019ねん九州きゅうしゅう中国ちゅうごく四国地方しこくちほう中心ちゅうしん大量たいりょう発生はっせいし、過去かこ10ねん最多さいたの20けん発生はっせい警報けいほう注意報ちゅういほう発表はっぴょうしました。今年ことし関西かんさい東海地方とうかいちほうふくめた24府県ふけんひろがっています(10がつ16日時点にちじてん)。愛知県あいちけん農業総合試験場のうぎょうそうごうしけんじょうによると、今年ことし最初さいしょ飛来ひらいが6がつなかばでれいねんより2週間しゅうかんほどはやく、その飛来ひらい回数かいすうおおかったそうです。担当者たんとうしゃは「県内けんない前回ぜんかい警報けいほうした1998ねんくらべてもあきらかに被害ひがいおおきく、ひどい地域ちいきは、ほじょうんぼ)の半分はんぶんれている」とはなします。岐阜県ぎふけんなどでははやめの収穫しゅうかくびかけています。

 農林水産省のうりんすいさんしょうによると、記録きろく確認かくにんできるトビイロウンカの全国ぜんこく被害ひがいは2013ねんの105おくえん最悪さいあくですが、今年ことしはそれを上回うわまわ可能性かのうせいがあります。専門家せんもんかあいだには気候変動きこうへんどう影響えいきょう日本にっぽんへの飛来ひらい時期じきはやまっているとの見方みかたもあります。【佐藤さとう緑平ろくへい

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