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在日米軍に対する特別待遇を定め、さまざまな問題を生む元凶ともされる日米地位協定。見直しを求める声が広がっています。

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米軍機の合意違反に「#OHアラート」 SNSで監視する市民たち

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普天間飛行場を離陸して市街地を飛ぶオスプレイ=沖縄県宜野湾市で2014年6月11日、三浦博之撮影
普天間飛行場を離陸して市街地を飛ぶオスプレイ=沖縄県宜野湾市で2014年6月11日、三浦博之撮影

 事前の予告もなく訓練や移動で日本各地の上空を自由に飛ぶ米軍機。早朝・深夜もおかまいなしだ。日本政府ですら実態を把握できていない中、市民らがSNSで情報を共有して可視化しようという取り組みが沖縄で進められている。「自助」努力の取り組み「OHアラート」とは――。

「また深夜に…」情報共有、米軍の説明求める

 「宜野座(ぎのざ)村 住宅地真上で超低空旋回中。大型ヘリっぽい #OHアラート」「たぶんオスプレイ。普天間に帰還。窓ドンドン!って揺れて怖かった。22:43 #OHアラート」

 ツイッターで「#OHアラート」というハッシュタグ(検索目印)を付け、米軍機の飛行情報を発信する投稿。大半が全国の米軍専用施設の約7割が集中し、日常的に米軍機が飛び交う沖縄県内からのツイートだ。中には自ら撮影した動画を付けた投稿もある。

 取り組みは2018年2月に始まった。当時、沖縄では米軍機の事故やトラブルが相次いでいた。17年12月には宜野湾市の米軍普天間飛行場近くの保育園に米軍機の部品が落下しているのが発見され、その6日後に普天間飛行場に隣接する小学校の校庭に米軍機から窓が落ちた。18年1月には沖縄県内各地で米軍機の不時着が3回続き、県民の不信感は高まっていた。

 「OHアラート」というアカウントで米軍機の飛行情報の発信を呼び掛け始めた沖縄県内の男性は匿名を条件に取材に答えた。「事故後も当たり前のように米軍機が飛ぶのが悔…

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