メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

手術7分「まるで重症患者…」 死亡男児の父の思いは 東京女子医大事故

東京女子医大病院で2014年、鎮静剤を過剰投与された後に2歳で亡くなった孝祐ちゃんの遺影。父親(左手前)が暮らす自宅には孝祐ちゃんのおもちゃなどが置かれていた=埼玉県内で2020年10月15日、宮間俊樹撮影

 東京女子医大病院(東京都新宿区)で人工呼吸中の子どもへの使用が原則できない鎮静剤「プロポフォール」を大量投与された男児(当時2歳)が死亡した医療事故から6年8カ月。警視庁捜査1課が麻酔担当医6人を業務上過失致死容疑で立件する見通しとなった。男児の50代の父親は病院から十分な説明を受けておらず、真相が解明されることを待ち続けてきた。

 亡くなった男児は、孝祐(こうすけ)ちゃん。男性が結婚して3年後の41歳で授かった待望の一人息子だった。へその緒が首に巻き付いていたため、緊急の帝王切開で生まれた。

 乗り物が好きな孝祐ちゃんに蒸気機関車を見せようと、仕事の合間を縫って家族旅行に出掛けるなど、共に過ごす時間を大切にしてきた。孝祐ちゃんのあごの下が少し膨らんでいることに気づいたのは2012年夏だった。住んでいた埼玉県内の病院で診察を受けると、リンパ液がたまってできる良性腫瘍「リンパ管腫」の疑いが判明した。14年春に控えた幼稚園の入園前に治療しようと考え、「東京女子医大病院なら信頼できる」と頼った。

 2月の手術前には「短時間で終わる手術です。術後は念のため集中治療室(ICU)で一晩様子を見て、翌日には退院できます」と説明された。手術はわずか7分で終わったという…

この記事は有料記事です。

残り708文字(全文1240文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 乱交パーティー数十回主催 福岡県警職員を懲戒免職、売春防止法違反で起訴

  2. ヤングケアラー~幼き介護 認知症の母を殺さなかった少女 元ヤングケアラー 27歳の今

  3. 二“人”六脚-保護犬イブと暮らして 熱中症でやせるイブ 犬にかまれ大けがも やがて穏やかな表情に

  4. 河井案里議員の秘書、有罪確定へ 連座制適用認められれば当選無効に

  5. 「パパ活への興味本位で」少女にみだらな行為 小学校教諭、懲戒免職 福岡県教委

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです