クマ捕獲にドローンが活躍 巨大商業施設での地道な「作戦」 石川・加賀

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駆除されたクマをショッピングセンターから運び出す関係者ら=石川県加賀市作見町のアビオシティ加賀で2020年10月19日午後9時42分、井手千夏撮影
駆除されたクマをショッピングセンターから運び出す関係者ら=石川県加賀市作見町のアビオシティ加賀で2020年10月19日午後9時42分、井手千夏撮影

 石川県加賀市作見町のショッピングセンター「アビオシティ加賀」で19日、クマが施設内に侵入した一件は、多くの市民が利用する駅前の大型施設で大型野生動物が半日以上潜み続けるという前代未聞の騒動となった。捜索には市が公園などの空撮用に保有していたドローンまで投入。巨大な商業施設内で居場所を少しずつ絞り込んでいく地道な作戦の末、クマは猟友会に駆除された。【深尾昭寛、井手千夏】

 「パーン」「パーン」。夜のとばりがおりた午後9時10分、施設周辺に2発の銃声が響いた。通報から13時間半。30分後には袋に入れられたクマが軽トラックの荷台に載せられ運び出された。市によると、オスの成獣で、体長は約130センチだった。

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