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「自分はなぜ殺されかけたのか」 地下鉄サリン、被害監督ドキュメンタリー 信教の自由、問い続け

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地下鉄サリン事件から20年となった日に地下鉄霞ケ関駅に献花に訪れ、報道陣に囲まれるアレフの荒木浩幹部(中央)を撮影する阪原さん(右)=東京都千代田区で2015年3月20日
地下鉄サリン事件から20年となった日に地下鉄霞ケ関駅に献花に訪れ、報道陣に囲まれるアレフの荒木浩幹部(中央)を撮影する阪原さん(右)=東京都千代田区で2015年3月20日

 オウム真理教による地下鉄サリン事件に巻き込まれた映画監督、阪原淳(さかはらあつし)さん(54)=京都府=がオウム教団の後継団体アレフの幹部と事件について対談したドキュメンタリー映画「AGANAI(あがない)」が完成した。被害者自身がアレフに密着した作品は、映画批評家から「残忍なまでに誠実」などと評価され、今夏から欧米などの国際映画祭に招かれ、上映が続いている。

 1995年3月20日午前8時過ぎ、阪原さんは当時勤務していた広告大手・電通の本社に出勤するため、アパートの最寄り駅だった六本木駅から地下鉄日比谷線に乗り込んだ。

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