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寄稿

ノーベル文学賞にグリック氏 自己を内省する詩に光=原成吉(独協大学外国語学部教授)

ルイーズ・グリック氏=ゲッティ共同

 アメリカの女性詩人がノーベル文学賞を受賞するのは、ルイーズ・グリック(1943年生まれ)が初めてのことだ。心からおめでとうと言いたい。

 詩はアメリカでも日本と同じように、書店で肩身が狭い思いをしている。今回の受賞によって、アメリカ詩に少し光が当たるようになればうれしい限りだ。グリックの詩は、「あるべきアメリカの姿」をうたったウォルト・ホイットマンのような社会変革をめざす詩の伝統ではなく、個人の内面(サイキ)を探求したエミリ・ディキンスンに象徴される詩的伝統につながっている。ひと言でいえば、冷静に自己を内省するプライベートな詩だ。もっとも彼女は、ふだんは社交的な大学教授で、学生たちに慕われているようだ。

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