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高校野球・秋季大会2021

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秋季高校野球

秋季東北地区高校野球大会 仙台育英、初の連覇 県勢対決、柴田に大勝 /宮城

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【柴田-仙台育英】優勝し、スタンドの応援団に手を振る仙台育英の選手たち=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影
【柴田-仙台育英】優勝し、スタンドの応援団に手を振る仙台育英の選手たち=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影

 第73回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高校野球連盟主催、毎日新聞仙台支局など後援)は最終日の20日、石巻市民球場で決勝を行い、仙台育英が初優勝を目指した柴田との県勢対決を18―1で制し、2年連続11回目の優勝を果たした。仙台育英の連覇は初めてで、連覇は第56回大会の東北(宮城)以来17年ぶり。

 宮城県勢同士の決勝は東北が仙台育英に勝った第53回大会以来20年ぶりだった。【大矢伸一、面川美栄】

 ▽決勝

柴田   000000010=1

仙台育英 01481400×=10

【柴田-仙台育英】三回裏仙台育英無死満塁、マウンドで声をかけ合う柴田の選手たち=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影 拡大
【柴田-仙台育英】三回裏仙台育英無死満塁、マウンドで声をかけ合う柴田の選手たち=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影

八回意地の1点

 仙台育英が圧倒した。二回に八巻、岡田の連続長短打で先制し、三回は秋山が満塁本塁打を放った。四回は打者12人を送る攻撃で一挙8点を奪った。柴田は序盤の好機を生かせなかったが、八回に舟山の四球を足場に1点を返し意地を見せた。


仙台育英・秋山俊外野手(2年)=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影 拡大
仙台育英・秋山俊外野手(2年)=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影

 ■ズーム

父の激励 5打点の活躍 仙台育英・秋山俊外野手(2年)

 1点リードの三回。無死満塁で5番打者として打席に立った。直球に絞り「最低でも犠飛」とインコース真っすぐの球をたたいた。「良い感じで振り抜けた」当たりはライトスタンドに飛び込んだ。

 新型コロナウイルスの影響による休校を利用し、4月中旬から約1カ月、北海道・登別の実家に帰省した。そこでフォームを見直してくれたのは、小学生の頃から見てくれている野球経験のある父。バドミントンのシャトルを使って1日2~3時間、バットを強く振る練習を繰り返した。

 決勝の朝。無料通信アプリのLINE(ライン)に「思いっきりスイングして、自信を持ってやってこい」と父からメッセージが届いた。この日は本塁打を含む5打点の活躍も「県予選、今大会は、あまりチームに貢献できなくてふがいなかった。土台作りをしっかりしたい」と、気を引き締めた。【面川美栄】

柴田・谷木亮太投手(2年)=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影 拡大
柴田・谷木亮太投手(2年)=宮城県石巻市民球場で2020年10月20日、和田大典撮影

変化球と制球力向上を 柴田・谷木(やぎ)亮太投手(2年)

 柴田の大黒柱・谷木が2番手としてマウンドに上がった。先発・南條が7点を失った後の四回1死二、三塁のピンチから救援したが、3長打や犠飛を許し、点差を広げられた。「南條が頑張ってくれた。自分が投げて悪い流れを一回切ろうと思ったが、駄目だった」とうなだれた。

 準決勝まで1完封を含む3完投し、今大会5試合目の登板だった。打者6人に19球投げ、1週間500球の投球制限に達して交代した。「疲れがあり、あまりボールが行っていないなと感じた」と話し、「変化球の切れと制球力を上げたい」と今後の課題を挙げた。【大矢伸一】

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