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二人六脚

本格的な犬の飼育をしたことのない筆者が保護犬イブとの生活を始めて丸3年。第2部は大田原市に赴任した1年間を振り返り、命を守り育てる意味を考えます。

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保護犬イブと暮らして/8止 大田原市へ 賃貸物件探しに苦労 中、大型犬の入居敬遠 /栃木

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飼い主の苦労をよそに、毎日が2食昼寝付きのイブ。でも寝顔を見ると癒やされる=福島県会津若松市で2020年3月25日、湯浅聖一撮影
飼い主の苦労をよそに、毎日が2食昼寝付きのイブ。でも寝顔を見ると癒やされる=福島県会津若松市で2020年3月25日、湯浅聖一撮影

 「大田原通信部の話が出ているが、大丈夫ですよね」。2020年1月下旬、上司の福島支局長から春の人事異動について打診があった。新聞記者に異動はつきもの。会津若松通信部は3年目になるので覚悟はしていた。ただ今回はイブも一緒だ。次の赴任先に連れて行けるのかが問題だった。

 通信部は仕事場と記者の住居を兼ねている。当時の大田原通信部の建物は賃貸住宅だった。ペットは飼えるのか。飼えない場合、会社はペットとの同居を理由に移転を認めてくれるのか。正式な内示までは動けず、「どうしよう」と気持ちだけが焦った。

 そんな折、赴任先の上司にあたる宇都宮支局長から「大田原通信部の建物が古く傷んでいるのだが」と移転を勧める話が舞い込んだ。渡りに船だった。物件は私が探すことになり、早速インターネットで調べた。ペット可のアパートやマンションがいくつもあった。その時は物件探しで苦労しようとは、みじんも思っていなかった。

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