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原発のたたみ方

/13 核ごみ処分、深まらぬ理解 文献調査、地域を二分

過去に核のごみの最終処分場が検討された高知県東洋町=2016年1月22日、本社ヘリから大西岳彦撮影

 <科学の森>

 高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場の選定を巡り、北海道の寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村が今月、手続きの第1段階となる文献調査の受け入れを決めた。この調査はかつて高知県東洋町が応募、撤回した例がある。当時を知る人たちは今回の動きをどう見ているのか。

 県の東端、太平洋に面する東洋町は、面積の8割以上を森林が占める。海と山に囲まれ、ポンカンなどの栽培が盛んな風光明媚(めいび)な町だ。この町で2006~07年、地域を二分する出来事が起こった。

 06年4月のある日の夕方、町役場の会議室。当時、町の税務課長をしていた現町長の松延宏幸さん(62)ら町幹部職員が会議を終えたころ、田嶋裕起(やすおき)町長(77)=当時=が神妙な面持ちで入ってきた。「これから話すことは、絶対に外に漏らさないように。もし自信がない者は、部屋から出て行ってくれ」。突然そう言われ、ただ事でない雰囲気を感じた。

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