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都市対抗野球 東日本大震災 地域を励ます力信じて

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第82回大会で選手宣誓をする仙台市・JR東日本東北の長谷部主将=小川昌宏撮影
第82回大会で選手宣誓をする仙台市・JR東日本東北の長谷部主将=小川昌宏撮影

 2011年3月11日に発生した東日本大震災により、被害が甚大だった東北の岩手、宮城、福島3県で14のクラブチームが休部に追い込まれた。同年の第82回都市対抗は史上初の東京以外での開催になり、野球をできる環境が当たり前でないことを痛感した1年だった。

 企業チームも練習どころではなかった。宮城県石巻市が本拠地の日本製紙石巻では、工場が津波の直撃を受けて操業停止に。茨城県鹿嶋市の住友金属鹿島は選手が勤務する鹿島製鉄所が火災などで全面停止、隣接するグラウンドは液状化で約50センチも陥没した。仙台市・JR東日本東北の選手は津波に襲われた駅舎の泥をかき出し、電車が不通になった地域で代行バスを利用する乗客の案内に当たった。

 日本野球連盟(JABA)は震災発生の2週間後、都市対抗の秋への延期を決定。日本選手権と主要JABA大会の中止も発表した。後に日本選手権の会場となっている京セラドーム大阪での都市対抗開催が決定。目標とする大会が示され、被災地のチームも徐々に活動を開始した。

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