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中国政府とキリスト教カトリック総本山のバチカン(ローマ教皇庁)は22日、高位聖職者である司教の中国での任命方法を巡る暫定合意をさらに2年間延長した。中国外務省が発表した。バチカンと中国が接近する一方で、欧米諸国は中国の人権状況に懸念を深めている。ポンペオ米国務長官は9月に「合意を延長すればバチカンは自らの道徳的権威を危うくする」と警告。米中対立がバチカンに飛び火する事態にもなっている。
中国とバチカンは1951年から断交状態だったが、2018年の暫定合意で歴史的な和解を果たした。合意の内容は非公開だが、中国側が司教候補をバチカンに提示し、ローマ教皇が最終的に決定する仕組みとされている。
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