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大阪都構想 維新政治、評価二分 民間委託推進「地下鉄きれいに」「金儲け主義」

大阪市役所(手前中央)と市街地=2020年10月12日午前9時50分、本社ヘリから

 大阪市を廃止して4特別区を新設する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が11月1日に迫る。生活者の目線では現状はどう映り、何を基準に選択を下そうとしているのか。市民の声を聞いた。

 青々とした芝生やおしゃれなテラスで親子連れやカップルが憩う。大阪市の天王寺公園は2015年に一部が大手不動産会社に運営委託され、入園者数が大幅に増えた。

 11年の府知事と市長のダブル選以降、大阪維新の会が両方のトップを独占するようになってから、市内の大規模公園では民間への事業委託が進められた。市営地下鉄とバスも民営化され、市民からは「地下鉄がきれいになった」「街が明るく、治安も良くなった」と好意的な評価が広がる。

 ただ、公園には有料施設が並び、料金を払わないと楽しめない状況も。文楽など大阪の伝統的な文化・芸能への補助金はカットされ、行政主催のイベントには協賛企業が付いて芸人がゲストに招かれるようになった。市内の会社経営、四井恵介さん(40)は「金もうけ主義みたい。文化とエンタメを履き違えている」と不快感を示す。

 「維新政治」への批判は、高齢者や社会的弱者の間でも根強い。70歳以上は無料だった公共交通機関の敬老パスに利用者負担が導入されたほか、合理化を理由に市営バス時代に不採算路線は整理された。自営業の男性(68)は「高齢者にとっては大事な交通手段だったのに」と漏らす。

 一方、子育て世代の間では、維新の手厚…

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