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メッセージ

「嵐」二宮和也さんが映画で演じる主人公のモデル 被災地で起こした行動とは

インタビューに応じる写真家の浅田政志さん=東京都世田谷区で2020年10月14日、喜屋武真之介撮影

 2021年3月11日で東日本大震災の発生から10年です。各界で活躍する被災地ゆかりの方々に、東北の地や震災発生当時の思い出、被災地に送るエールなどを聞くシリーズ「メッセージ~東日本大震災10年へ」2回目は、写真界の芥川賞とされる「木村伊兵衛写真賞」受賞者で、上映中の映画「浅田家!」の主人公のモデルにもなった浅田政志さん(41)です。

 幼いころ、父が3歳年上の兄と私をカメラで撮影し、年賀状を作っていました。そのカメラがきっかけで写真に興味を持ち、高校3年間、写真部に在籍しました。大阪の専門学校を経て24歳で上京し、本格的に写真の仕事を始めました。

 学生時代に「写真1枚で自分を表現するなら」という課題を与えられたことがありました。もし一生に1枚しか写真が撮れないとしたら、家族写真を撮りたいと思いました。それ以降、家族をテーマにした写真を撮るようになりました。

 東日本大震災が起きた時は、仕事が軌道に乗り始めた頃でした。ミュージシャンは歌で被災者を励ましたり、医師は現場で治療に当たったりと、各分野のプロが力を結集し被災地を支援していた。大きなムーブメントが起きていた気がします。

 写真家の自分に何ができるのか。考えれば考えるほど、答えは出なかった。被災直後の人に「笑顔で写真撮りましょう」なんて言えない。自分と写真の無力さを痛感しました。これまで自分が撮ってきた写真は、役に立たないって。それでも何か力になりたいと、震災発生1カ月後の11年4月、東北に向かいました。

 震災の前月…

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