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安田賢治のここだけの話

共通テスト志願者数は過去最大の減少か

大学入学共通テストの出願初日に志願票の記載内容などを確認する職員ら=東京都目黒区で2020年9月28日

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 新型コロナウイルス感染拡大で、来年から導入される大学入学共通テストは、2回実施だったのが3回に増えた。コロナ禍によって、学校が3カ月近く休業したこともあって学業に遅れが生じており、その生徒の救済の意味がある。

 第1日程は1月16・17日。第2日程は1月30・31日。第2日程の追試として特例追試が2月13・14日に実施される。

 既に共通テストの出願は締め切られている。大学入試センターによると、出願期間終了後の志願者総数は53万5244人で、昨年のセンター試験と比べると2万2455人、4.0%減だった。このまま、志願者数が確定すると、センター試験時代を含めて過去最大の減少になる。

 内訳を見ると現役生は2446人、0.5%減、浪人生は2万9人、19.0%減だった。現役生は少子化の範囲内の減少だが、浪人生は大きく減っている。入試制度が変わることを警戒し、今春の入試で合格を勝ち取った受験生が多く、浪人生自体が減少したとみられる。

 文部科学省は7月に、高校生にどの日程の共通テストを受けるかの意向調査を行った。その時は第1日程43万1000人、第2日程3万2000人が受験予定だった。1割が第2日程を受けるとされていたが、実際には第2日程志願者はわずか789人、0.1%に過ぎなかった。

 当然だが、第2日程受験のほうが有利との声が多かった。なぜなら第1日程の問題を見ることができ、対策を立てられるからだ。ただ、国公立大の出願締め切りが2月5日のため、第2日程の試験終了後すぐに出願となる。共通テストの成績が芳しくなく、志望校変更するにしても検討の時間があまりない。

 さらに、1月30日、31日には関西で人気の龍谷大、近畿大などが一般選抜を実施する。その翌日の2月1日からは全国で私立大入試が始まり、連続での受験は負担が重いことから、第2日程の志望者が極端に少なくなったとみられている。

 さらに、当初は心配された高校休業中の学習進度の遅れだが、夏休みの短縮などで取り返せた現役生も多かったことが、第1日程での受験につながったようだ。【大学通信常務取締役】

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