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東京オリンピック・パラリンピックに向けて東京都が整備した競技会場の貸し出しや一般開放が始まっている。新型コロナウイルスの影響が収まらない中、開催への機運を醸成するのが目的で、いち早く「憧れの舞台」を踏めるとあって人気は上々。大会後に赤字運営になると見込まれる施設も多く、将来の利用にもつなげる狙いがある。
「こんなチャンスは二度とない」。ボート、カヌー(スプリント)競技が行われる海の森水上競技場(東京都江東区)で10月18日、カヌー体験会が開かれた。水上利用はこれまで競技団体や選手に限っていたが、初めて一般にも開放。先着順の事前予約は募集開始とともにすぐ埋まった。
この日は親子連れら約20人が参加。講師にパドルの使い方を教えてもらいながら約1時間、水上のコースを楽しんだ。親子3人で参加した千葉県市川市の会社員、田中克宜(よしのり)さん(40)は「代表選手が実際に走るコースを使えるなんてすごい」、長男の大煌(だいや)さん(13)は「いつもカヌーは見ないけど、大会では絶対見る」と笑顔で話していた。
都は大会に向けて、海の森水上競技場やバレーボール会場の「有明アリーナ」(江東区)など6施設を計約1375億円を投じて新設。大会の1年延期で生じた空白期間を活用し、団体や一般の人に利用してもらい大会への期待感を高めようと開放を決めた。
8月以降、競技団体への貸し出しを順次開始し、10月からは一般向けの体験会や見学会も始めたが、いずれの会場も参加申し込みが即日締め切られるほどの人気ぶりという。有明アリーナは仮設物や観客席の安全上の都合で一般開放は見送られたが、無観客の音楽イベントなどが予定されている。
6施設は大会後も活用される予定だが、運営維持には課題が残る。都の…
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