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情熱大陸

空中ディスプレー開発者/大坪誠 感染防止! 非接触システムの未来を呼ぶ男

「情熱大陸」に登場する大坪誠=MBS提供

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 タッチパネルに直接触れることなくチケットなどが買えたら…。コロナ禍にあって、感染防止の観点からも世界的に大きな注目を集めている空中ディスプレー技術。その開発者の大坪誠がドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS製作著作/TBS系全国ネット、10月25日午後11時~)に登場する。

 大坪が設計した特殊な「3Dプレート」を使えば、空中に自在に映像を浮かび上がらせることができる。番組は、その原理をわかりやすく紹介するとともに、周囲から「天才」と呼ばれる大坪の日々にカメラを向けた。

 そもそも空中ディスプレーを思いついたのは新幹線の車内だった。車窓を流れる景色を、別の場所で見ることが出来たら楽しいだろうと考えたことが発端だったという。大坪は自ら空中ディスプレーの基本を実験して見せてくれた。

 なるほど、空間に立体感あふれる映像が浮かび上がる。だが、机上の設計を商品化することは容易くはない。すでに実用化は始まっているものの、さらに精度を上げるためには、まだまだ高い壁があった。企業秘密だらけの工場には、大坪と若きスタッフたちの闘いがある。

 SF映画の世界を現実に引き寄せる男でありながら、スマホの扱いは不得手。アイデアを守るために特許の取得に奔走する姿には、天才ならではの苦労がのぞく。

 今をときめく技術を操りながら、家に帰れば熱狂的な広島カープファンに早替わり。かつて事業に大失敗し、何もかも失ったという大坪は、目下独り暮らし。その姿には、ちょっぴり切なさも滲んでいた。

 日常の何気ない瞬間から閃きを得る天才は、ひょうひょうとした65歳。世界を変える画期的な技術を開発した大坪だが、まだ世の中にないアイデアを持っているらしい。あくなき夢の実現に向かって進む技術者の素顔に迫る。

<プロフィル>大坪誠(おおつぼ・まこと) 1955年長崎県五島市生まれ。幼少期、五島列島の自然のなかで、自分はなぜここにいるのか?いったい何者なのか?違和感を持ちながら育ったという。技術者だった父の影響を受け、大学でも技術系に進学。鉄鋼関係エンジニアリング会社で電子部品関係の開発に携わる。探求心が豊かで妥協を許さずとことん考え実行する性格。次々と特許技術を開発し、3D関係のベンチャーを起業。空中結像技術の開発を開始。2011年この技術を実用化するために、大手印刷会社からの誘いを断り、広島で新たな技術開発に意欲的に取り組もうとしていたアスカネットで空中ディスプレーの実用化に成功する。コロナ時代に、感染防止に有効な非接触技術として内外の注目を集めることとなった。

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